神奈川県｜

神奈川県内の美容室の合計数、5年間の推移を表したものです。神奈川県内では2011年から2015年にかけて5年間で約750件の美容室が増加しました。1年間で約150件以上、2日で1件がオープンしている計算になります。この増加は、毎年順調に右肩上がりで推移しています。また、利用者に関しても、顧客単価が高くなる傾向にあるようです。 これは、神奈川県の平均所得が高く、全国2位という点に起因していると考えられます。

『都道府県格付研究所』より http://grading.jpn.org/kyalnensyu.html

神奈川県内の美容師の合計数の5年間の推移を表したものです。神奈川県内では2011年から2015年にかけて5年間で約5000人の美容師が増加しました。1年間で約1000 人の美容師が増加していることになります。この増加は、毎年順調に右肩上がりで推移しています。また最低賃金が全国平均よりも7円高い、時給930円（2016年12月現在）に設定されており、全国的に見ても高賃金のエリアといえます。これは求職者にとってはうれしいポイントと言えるのではないでしょうか。
 

◆美容室の多い都道府県

1位	東京
2位	大阪
3位	愛知
4位	神奈川
5位	埼玉
6位	北海道

◆美容師の多い都道府県

1位	東京
2位	大阪
3位	神奈川
4位	愛知
5位	埼玉
6位	千葉

◆一軒あたりの美容師が多い都道府県

1位	神奈川
2位	東京
3位	千葉
4位	大阪
5位	愛知
6位	京都

1件あたりの美容師の人数は47都道府県で一番多いですが、美容室の数は全国4位というランキングです。このことからサロン規模の大きい店舗が多く存在することが読み取れます。求職者にとっては、勤務先の選択肢が少ないと感じる人もいるかもしれませんが、規模の大きいサロンはその分指導してくれる先輩も多く、技術やサービスの指導を受ける機会も多いため早い成長が見込めます。また、福利厚生も充実しているケースも多くありますので、自分にあった働き方が、より探しやすい環境と言えます。

これは人口に対する美容室の数をランキングにしたものです。1軒あたりの美容師の数とは反対に最下位となっています。利用者にとっては、選びづらい環境にあると言えます。 東京都の有名サロンが神奈川県に出店することも多く、美容院激戦区と呼ばれる場所もあります。

順位	県名	美容室軒数
1位	秋田	6.17
2位	徳島	6.03
3位	山形	5.94
4位	山梨	5.77
5位	高知	5.72
6位	鳥取	5.69
7位	青森	5.47
8位	香川	5.42
9位	宮崎	5.30
10位	群馬	5.29
11位	愛媛	5.26
12位	沖縄	5.26
13位	和歌山	5.22
14位	岩手	5.15
15位	鹿児島	5.13
16位	島根	5.10

順位	県名	美容室軒数
17位	大分	4.99
18位	福井	4.98
19位	新潟	4.86
20位	長崎	4.82
21位	石川	4.80
22位	静岡	4.80
23位	長野	4.75
24位	茨城	4.67
25位	熊本	4.67
26位	福島	4.66
27位	山口	4.64
28位	栃木	4.63
29位	岐阜	4.63
30位	富山	4.55
31位	三重	4.52
32位	岡山	4.45

順位	県名	美容室軒数
33位	佐賀	4.42
34位	広島	4.32
35位	宮城	4.06
36位	北海道	4.03
37位	京都	3.97
38位	福岡	3.93
39位	滋賀	3.73
40位	大阪	3.67
41位	兵庫	3.58
41位	奈良	3.58
43位	愛知	3.49
44位	東京	3.40
45位	埼玉	3.36
46位	千葉	3.19
47位	神奈川	2.70

・ブランドサロンの技術が身に付く
・スピード感のある成長ができる
  東京に本店を置く、有名サロンが神奈川県で出店した場合、現地での採用がされることも多くあります。そのため、東京に働きに行かずとも、同等の指導を受けることができるのもうれしいポイントです。ただその場合、人材は早くに充足してしまうことも多いので、目当てのサロンが決まっている場合は随時チェックしておいたほうが良いでしょう。
  神奈川県の美容院は、1店舗あたりのスタッフ数が多いことから比較的規模の大きい美容院が多いということは前述の通りですが、規模の大きいサロンだとOJTを導入していることも多くあります。OJTとは、勤務時間中に練習を行うことができるシステムです。そのぶん、通常は営業時間外で行う練習より効率的に行うことが可能になり、スタイリストデビューが早くできるというメリットがあります。美容師の数は全国で３位と、数多く在籍するため、同期も多い環境にありますが、ライバルと差をつけることが可能です。さらに独立志向の人にはその分、早く出店できる可能性があるなど、将来のビジョンも描きやすいのではないでしょうか。また、人口あたりの美容院の数もまだまだ多いとは言えないため、独立する人にとってみてはサービスの工夫がしやすいポイントと言えます。まだまだ利用者のニーズに応えきれていない点も多くあると想定されるため、そうしたサービスを導入した場合には、他のサロンとの差別化につながりやすくなります。