美容室・美容師の数から読み解く現状｜美容師/美容室の求人・転職専門サイト【ビューティーキャリア】

2016/01/29

美容室・美容師の数から読み解く現状

新規オープンが相次ぎ、ところ狭しと並ぶ美容室。その数はコンビニより多いとも言われています。ではいったいどのくらいの数があるのでしょうか？美容師であれば知っておきたい大切な数字をお勉強しましょう！

平成27年11月に『衛生行政報告例』が厚生労働省統計から公表され、平成26年3月末時点における全国の美容室軒数、ならびに美容師数が明らかになりました。

美容室の数は23万7525件

平成26年3月末での美容室の数（美容所として登録がある営業所）は、平成25年より3436件増えて、「23万7525件」となっています。

毎年、3000件ほど増加があることが分かります。閉店している美容所の数は明らかではありませんが、閉店している美容所の数を上回り、なお3000件増えているということになります。

さらに、都道府県別に見た美容所の数の推移は以下のとおりです。全国的に見てもほとんどの地域で増えていることが分かりますが、日本三大都市の東京・愛知・大阪はやはり圧倒的に増えています。

美容師の数は49万6697人

では、美容師の数はどうでしょうか。美容師の数は平成25年度は48万7636人に比べて、平成26年度は49万6697人で9061人増加しています。この数字だけを見ると増えているように感じられるかもしれませんが、美容学校を卒業し、平成26年に新規美容師免許を交付を受けている数は1万8428人います（公益財団法人理容師美容師試験研修センターのデータより）。しかしながら、約9000人しか増えていないということは、1年間で約9000人の美容師が辞めてしまっていると推測することもできます。

今後の美容業界は？

美容業界は、美容所が相次いでオープンしているのにも関わらず、美容師は減っているという現実が浮き彫りになっています。一方で、多くの美容室で勤務体系を見直す動きもあり、労働環境の改善に取り組んでいます。一度辞めてしまっても、美容師の免許は永久有効。美容師免許を活かして、もう一度美容室に就職してみませんか？

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