美容師が美容室経営者として成功するには？｜美容師/美容室の求人・転職専門サイト【ビューティーキャリア】

2021/10/30

美容師が美容室経営者として成功するには？

美容師として働いている人の中には、「自分の美容室を持って経営者になりたい」という目標を持つ人もいるでしょう。
しかし、美容師と美容室経営の仕事内容は全く違うため、どれだけ美容師としての技術があってもうまくいかない場合もあります。

そこで本記事では、美容師が美容室経営者として成功するコツや年収などを紹介していきます。
美容室経営者になりたいと思っている美容師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.　美容師が美容室経営者として成功するには？

美容室経営者の仕事は、主に美容室の運営管理です。
もちろん美容師の技術も必要ですが、経営者自らお客様の施術をすることはあまりしません。
そのため、美容師が美容室経営者として成功するには、経営者としての目線と知識、つまり「経営戦略の知識」が必要です。
美容室経営者として成功するためには、経営者の話を聞いたり、参考書やネットから、経営者に必要な目線と知識を身につけましょう。

1-1.　美容室経営者の仕事内容

美容室経営者の仕事は、主にサービスの料金設定やスタッフ研修、在庫管理・受注、経理や資金繰りなど美容師よりも、仕事が山のようにあります。
これらの仕事をこなすには、美容に関する知識に加え、スタッフを育てる育成能力、適切な判断力、すぐに行動に移せる実行力が必要です。
また、美容室経営者として生活するには、それなりの成果を出さなければなりません。
経営者がいなくても利益が出るような仕組み作りはもちろん、スタッフと円滑に仕事ができるようなコミュニケーション能力も身につけておきましょう。

1-2.　集客方法を考える必要も

美容師の場合は、来店されたり指名されたりしたお客様の施術が主な仕事でしたが、美容室経営者になると、お客様の来店を増やす集客方法を考える必要もあります。
新規オープン後、顧客が少なくなるタイミングは、だいたいオープンしてから3カ月が経過した頃。
それまでに、いかにリピート客を獲得できるかどうかが、美容室経営者として成功するカギとなります。
例えば、お客様に口コミやSNS投稿してもらうかわりに追加サービスを付与する、ネットや紙媒体などの広告で集客を行うといった方法が挙げられます。
お客様が友人に紹介したいと思えるようなサービスを提供しつつ、そこから新規顧客を集客できる方法を考えましょう。

2.　美容室経営者の年収｜美容師より高い？

美容室経営者の年収は、400万円～500万円と言われています。
一方、美容師の平均年収は、『令和2年賃金構造基本統計調査』で公開されているデータによると、10人以上の規模で働いている場合、334万9000円となっています。（参考：厚生労働省｜令和２年賃金構造基本統計調査）
サラリーマンの平均年収が400万円前後だと考えると、美容室経営者の年収は決して低くないと言えるでしょう。

2-1.　美容室経営者の年収を増やすには

美容室経営者の年収を増やす方法は様々ですが、現実的なのは、主に「収入源を増やす」「コストダウンを図る」の2つです。

収入減を増やす観点からいくと、複数店舗を運営する方法があります。
美容室を複数運営すれば、その分、来店いただけるお客様の数が相対的に増加し、収入を増やすことができます。
ただし、サロンを増やせば増やすほど、その分の人件費や家賃が上乗せされるため、失敗したときのリスクが高くなる点に注意しましょう。
まずは1店舗運営し、美容師経営者としてある程度、資金の余裕と経営の知識がついてきたら複数運営を検討する流れが一般的です。

店舗を増やす余裕がない場合は、経費を削減して利益を確保するのも1つの手です。
材料費では、同じ薬剤であっても仕入れ先を変更するなどによって安く手に入ることもあります。
電気代は照明をLEDにする、電力会社を変えるなど、購入している雑誌等は、タブレットの電子書籍に変更すると大幅なコストカットが見込めるなど、経費削減も考えるとよいでしょう。

まとめ

今回は、美容師が美容室経営者として成功するコツや年収などについて紹介しました。
美容室経営者として成功するためには、経営戦略の知識を身につけることが何より重要です。
まずは美容師として働いて技術を身につけつつ、美容室経営者に必要な目線や知識を勉強してみてください。

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