介護・福祉・訪問美容師とは？目指す方法や資格の有無、将来性｜美容師/美容室の求人・転職専門サイト【ビューティーキャリア】

2021/11/30

介護・福祉・訪問美容師とは？目指す方法や資格の有無、将来性

美容師は、サロンで働く以外に、介護美容師や訪問美容師といった老人ホームやお客様の自宅に赴く形で働く方法もあります。
本記事では、老人ホームなど福祉施設で活躍できる介護・福祉・訪問美容師の仕事内容や必要資格などを紹介していきます。
介護・福祉・訪問美容師として役に立ちたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.　老人ホームなど福祉施設で活躍できる美容師の仕事

老人ホームで活躍できる美容師は、主に「介護美容師・福祉美容師・訪問美容師」の3つが挙げられます。
名前こそ違いますが、仕事内容や働く場所など、違いはほとんどありません。
では、詳細を確認していきましょう。

1-1.　介護・福祉・訪問美容師とは

介護・福祉・訪問美容師は、美容室に来店するのが難しい高齢者や障がいのあるお客様、妊婦さんなどの髪をカットする美容師です。
連絡が入ったお客様の自宅や老人ホームなどに直接訪問し、施術を行います。
仕事内容は、ヘアカットやカラー・スタイリングなど、一般的な美容師と変わりません。
ただ、お客様によっては身体的理由や精神的理由など、訪問美容師に依頼する理由は様々であり、お客様一人ひとりに合わせて臨機応変に対応しなければなりません。
それぞれのお客様のケアをしつつ施術を行うため、一般的な美容師以上の知識と精神力が必要です。

1-2.　介護・福祉・訪問美容師になるメリット

介護・福祉・訪問美容師は、一般的な美容師のようにサロンに常駐せず、依頼がきたときに仕事をします。
そのため、ママ美容師やフリーランス美容師など、様々な働き方が可能できます。
仕事の性質上、美容室を開店する必要がないことから、低リスクでフリーランス美容師として働けるメリットも。

また、仕事を通じて、社会貢献につながるのも介護・福祉・訪問美容師の魅力です。
利用者層は高齢者が多く、おしゃれを諦めていたが利用してよかったなどの、喜びの声を聞くことがやりがいに繋がります。

勤務日や勤務時間についても、介護・福祉施設に出向いて仕事することが多い為、残業はほとんどなく、土日がお休みということもよくあります。通常の美容室勤務よりワークライフバランスがとりやすい環境といえます。

2.　介護・福祉・訪問美容師になる方法は？

老人ホームなど福祉施設で活躍できる介護・福祉・訪問美容師になる方法は、一般的な美容師と変わりません。
美容師免許を取得するために美容師学校に入学・卒業し、国家資格を受験します。
美容師免許取得後は、介護・福祉・訪問美容師として働ける企業に就職する方法があります。ある程度、介護・福祉・訪問美容師の技術を身につけた人は、独立開業して働く方法もあります。

2-1.　特別必要な資格はある？

介護・福祉・訪問美容師になるために、美容師免許以外の特別な資格はいりません。ただ、介護やメンタルケアが必要になるケースも多いことから、他の資格も所得しておくと、役に立つでしょう。

代表的な資格は、以下の通りです。

● 認定福祉美容介護師
● 訪問福祉理美容師
● 日本理美容福祉協会｜福祉理美容師

仕事上はもちろん、企業に就職するときのアピールポイントとしても活用できます。

2-2.　将来性はある？

少子高齢化が進んでいる現状でこれからの需要も高まっていくことを考えると、介護・福祉・訪問美容師の将来性はあると言えます。
実際、介護・福祉・訪問美容師を募集している企業はたくさんあり、時給も比較的高めで、「週2～3日からOK」「直行直帰OK」など、自由な働き方ができる募集案件が多くみられます。

高齢化社会の介護需要が高い現代社会において、介護・福祉・訪問美容師も同様に、全国的に需要がある仕事と言えるでしょう。

まとめ

今回は、老人ホームなど福祉施設で働く介護・福祉・訪問美容師の仕事内容やなる方法、必要な資格などについて紹介しました。
介護・福祉・訪問美容師は、通常の美容室勤務の美容師と主な仕事内容やなる方法は基本的に同じです。
しかし、高齢者や障害者など様々なお客様の対応をするため、技術だけでなく、介護面やメンタル面も意識しなければなりません。
そのため、一般的な美容師よりも多くの知識をつける必要があります。ただ、その分将来性もあり、仕事を通じて社会貢献もできます。
介護・福祉・訪問美容師になるか検討中の美容師の方は、参考にしてください。

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